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雇用にまつわるギモン解決
あなたのお店はブラック企業?!①
[2014年11月17日]
エステサロン「たかの友梨ビューティクリニック」に勤めていた女性従業員が、損害賠償を求めて会社側に対して提訴したニュースは、皆さんの目にも飛び込んできていたのではないでしょうか。 http://news.yahoo.co.jp/pickup/6136644 たかの友梨といえば、その業界に携わっていなくとも、皆さんご存知のとおりの大手エステサロンですよね。10月の末に、訴訟を提起した女性従業員の陳述書が公開されました。 http://www.bengo4.com/topics/2223/ 詳しくは、上記をご覧いただくとして、本人の会社やお客様に対する誇りや信頼、使命感と、それでも尚拭い去れないほどの精神的苦痛等、訴えを提起せざるを得なかった本人の葛藤が感じられる内容になっています。 ほとんど立ち仕事で多忙を極める業界がゆえ、実際のエステサロン店舗の実態を知る方々にとって、もしかしたら頭の痛いところ、思い当たる節も少なからずあるのではないでしょうか。 そしてさらに、エステサロン経営者が注目すべきは、この従業員の訴訟内容は、慰謝料200万円の他に、「未払い残業代1,400万円」を求めるというものだ、というところです。 1日8時間(一定の場合には10時間)を超えて働かせる場合には、割り増しを付けた残業代の支払いが必要です。 一昔前の経営者がよく口にしていた「労働基準法を守っていたら、会社なんて潰れてしまう」が、現在では「労働基準法を守っていないと、潰れてしまう」です。 従業員が、簡単にインターネットから必要な情報を拾って知識を得、退職したあとに残業代を請求してきたり、監督署に駆け込んであることないこと吹聴されたりすれば、会社も穏やかではいられないでしょう。 私たち社会保険労務士は、そんな経営者の拠り所となって、会社(お店)の支払い原資は変えずに、会社を守り、従業員も張り切って働ける仕組みづくりのお手伝いをしています。 もしかしたら、うちの店ってブラック企業??と気になる経営者の皆さま、どうぞお気軽にご相談ください。 次回は、どこに「隠れた未払い残業代」が潜んでいるかどうかをお伝えする予定です。
テーマ:ブラック企業
Posted at 08:21
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